昨日、東京のKFCホールにて、独立行政法人情報通信研究機構(通称:NiCT)主催の「ベンチャービジネスプラン発表会」が開催されました。
コネクティボも、見積Richを絡めた中小企業支援ポータルサイトのビジネスプンで、昨年末応募していたのですが、残念ながら今回はファイナリストに選考されませんでした。
今回初めての応募だったこともあり、いったいどんなビジネスプランが選考を通過しているのか勉強するため東京まで見に来ました。
開場はとても広く、大手有名企業の方々、またメディアの方が多く見に来ていました。
ざっと400人くらいいたでしょうか。
基調講演は「ぐるなび」の会長さんがされて、あと、過去に受賞したビジネスプランのその後の報告が2社、そして今回のビジネスプランのファイナリスト5社の発表がありました。
ビジネスプランの発表は、1社15分です。
短い時間に設定されていることも、「成功するビジネスプランはシンプルで分かりやすい」という考えから来ているようです。
今回、ファイナリストから、最優秀賞を受賞したのは、株式会社ファンタジスタが運営するデジタルブックサービスのmixPaperでした。
mixPaperは、以前から概要だけは知っていただけに、今回詳しく内容が聞けて非常に勉強になりました。
そして、今回収穫がもう一つありました。
発表会終了後、参加者の交流会があったのですが、たまたま審査員メンバーのお一人とお話しする機会がありました。
名刺交換後に、今回のビジネスプラン発表会に応募していたことと応募内容を伝えると覚えてくれていました。
そこで、選考に落ちてしまった理由を聞くことができました。
- 中小企業支援ポータル事業は、経済産業省がかなりのお金を掛けているところであり、すでにそういった支援事業が行われているため、 それとの明確な違いが見えなかった
- また、事業がうまくいくビジネスプランというのは、かなり時間を掛けて綿密に考えられている
- つまり、純粋なアイデアだけでなく、実際にベータ版などでもテストランしていて、そのユーザーのフィードバックを元にビジネスプランがブラッシュアップされていることが必要こと
- 今回、コネクティボが出したビジネスプランは机上のアイデア的要素が強かったでした
自分も、少し勘違いしていたところがあるのですが、どうやらこのNiCTベンチャービジネスプランコンテストは、新サービスの発表的ではなくて、すでにランニングしていて、成功が見え隠れしている時にさらなるステップアップを図って応募するものだということが分かりました。
見積Richで再度応募するのであれば、
- サービスリリースをして、
- お客も直販で少しずつ増やしながら、
- サービス内容の改良を加えて、
- お客が100社くらいついたときに、
- 他社サービスと絡めた新サービスの展開や、大手企業にOEM提供するなどの目的
で行うべきということが分かりました。
やっぱり自分で足を運んで現場を見ることがとても重要だと思いました。
来年は、ファイナリスト&受賞とりますよ!