最近、無線LANに関するご相談をいただくことが増えています。
「無線LANで接続しているPCからインターネットにアクセスするとすごく遅いんですが、有線LANにすると速くなるんです」
「無線LANを使っていると、時々インターネット接続が切れてしまうんです」
といったお悩みです。
こうしたケースでは、社内に詳しい人がおらず、家電量販店で無線アクセスポイントを購入し、マニュアル通りに設置して使っている場合が多いです。
実際に現地調査をすると、無線アクセスポイントが同じ場所に3台も並べて設置されていることがありました。
お話を伺うと、「速度を上げるために新しいアクセスポイントを買って、古いものの隣に置いたが、あまり変わらなかった。さらに高性能な法人向けのものを購入し、また隣に設置した」とのことでした。しかし、古いアクセスポイントは誰が使っているか分からず、勝手に止められないという状況もありました。
これは良くありません。
無線LANの接続が不安定な場合、電波干渉が原因であることが多いです。無線アクセスポイントを2台以上近くに並べるのは基本的に避けるべきです。最近の高性能なアクセスポイントは、空いているチャンネルを自動で選んだり、周囲の環境に合わせて電波出力を調整してくれるものもありますが、手動設定の場合は干渉が起きることがあります。
無線LANの速度が遅い原因としては、以下のようなことが考えられます。
- 電波強度が不足している(距離や設置場所の影響)
- 他のアクセスポイントや機器からの電波干渉(特に2.4GHz帯の干渉)
- 古い通信方式しかサポートしていない
- 1台のアクセスポイントに多くの端末が接続されている
- その他(DHCPのIPアドレス不足やドライバーの問題など)
弊社では、無線LANの設計・調査からセキュリティ対策、安定した接続のためのアクセスポイント設置計画、建物全体の無線化、工場のIoT無線化まで、多くの実績があります。名古屋近郊エリアであれば、物理的な設置も含めて対応可能です。
無線LANに関するお悩みがありましたら、ぜひご相談ください。