「デジタル化」や「DX化」という言葉が、今なお多く聞かれますが、実際の現場ではどうでしょうか?まだその意味が完全に浸透していないようにも感じます。しかし、私たちの周りではすでにDXが活用されている場面が増えてきているのです。
では、DX(デジタルトランスフォーメーション)とは何でしょうか?
DXは以下の2つのステップで進行します。
1. アナログで非効率なデータをデジタル化する。
2. デジタル化したデータを活用して、ビジネスモデルを変革し、会社の利益を向上させる。
具体例として「スマートロック」が挙げられます。これは、世の中の仕組みを大きく変えた代表的なDXの一つです。
従来のシリンダー型の鍵をデジタル化し、スマートロックにすることで、以下のような新しいビジネスが生まれました。
- 自宅にいなくても、特定の時間だけ有効なランダムな暗証番号を発行し、宅配業者やクリーニング業者に家に入ってもらえる。
- AirBnbのように、特定の日にだけ有効な暗証番号を発行し、借主に知らせることで、物理的な鍵の受け渡しなしに部屋の一時貸しが可能になる。
- ホテルのフロントでチェックインすることなく、予約した人のスマホが鍵となり、直接部屋に入れる。
このように、従来では実現できなかったビジネスモデルが、デジタル技術によって展開されています。
IT化やデジタル化は効率を高めるという点で期待されていますが、DXにはさらに大きな価値があります。それはビジネスの仕組みそのものを変革し、新たな可能性を切り開くことです。
今後このブログでは、DXによってビジネス変革を成し遂げた事例を紹介し、皆さんの発想力を広げるお手伝いもしていきたいと思います。
乞うご期待ください。