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2024年09月 アーカイブ

2024.09.30

CDN (Content Delivery Network) は、インターネット上のコンテンツを効率的に配信するための分散型ネットワークです。これにより、ユーザーは地理的に近いサーバーからコンテンツを受け取ることができ、読み込み速度が向上します。

今回は、あるイベント会社のホームページにCDNを導入した事例をご紹介します。

そのホームページは、イベント告知のたびにアクセスが集中し、年々人気が高まる中でサーバー負荷が増大していました。最初は共用レンタルサーバーを使用していましたが、後に専用サーバーに移行し、しばらくは問題を回避していました。しかし最近では、専用サーバーでもイベント告知の際にページが表示できないほどアクセスが集中する状況が発生するようになりました。

そこで、CDNの導入を提案しました。

CDNの導入により、イベント告知時のアクセス集中でもページがスムーズに表示されるようになりました。この成功事例をもとに、CDN選定のポイントをご紹介します。
 
1. 料金設定
CDNの料金は主に通信量に応じて課金されます。課金単価はコストに大きく影響するため、事前に確認が必要です。また、HTTPとHTTPSで料金が異なる場合があるため、こちらも注意しましょう。

2. キャッシュ時間の任意設定
キャッシュ時間を任意の秒数で設定できる機能がおすすめです。短いキャッシュ時間を設定できれば、コンテンツ更新時に毎回手動でキャッシュパージを行う必要がなくなります。

3. アカウント管理機能
キャッシュクリアのみの権限を持つアカウントを作成できるかどうかも重要です。例えば、制作会社などに別のアカウントを渡したい場合に役立ちます。

4. トラフィック状況確認機能
リアルタイムでトラフィック状況を確認できるか、1日ごとの集計しか見られないのか、統計の更新頻度も確認しましょう。特に、キャッシュヒット率などの情報を確認できる機能は重要です。

5. 強制キャッシュ機能
配信コンテンツに「no-cache」設定がされている場合や動的コンテンツでも、CDNキャッシュを強制する機能がないと、オリジンサーバーに直接アクセスが行われ、サーバー負荷を軽減できない可能性があります。この機能の有無は確認が必要です。

6. キャッシュ除外設定
管理画面など、CDNキャッシュがかかると困るケースもあります。特定のURLに対してキャッシュを除外できる設定があるかも、重要なポイントです。

7. CDNの配信サーバーが国内か海外か
コンテンツの主な配信先が国内向けの場合、国内のCDNサーバーを使用することでページの表示速度を向上させることができます。一方で、海外向けコンテンツの場合は、配信先の国に近いサーバーを使用するCDNを選ぶことが有効です。
 
 
弊社コネクティボでは、複数のCDN導入実績があり、お客様に最適なサービスプランをご提案させていただきます。
ホームページのアクセス集中にお困りの際は、ぜひご相談ください。

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